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【イベントレポート】「広告内製化サミット2026」開催!100名のマーケターが集結し、インハウス戦略の「リアル」を共有2026年4月3日
2026年2月に発売された新著『デジタル広告の内製化戦略 〜マーケティングはインハウスファーストの時代へ〜』の出版を記念し、渋谷のTRUNK(HOTEL)にて「広告内製化サミット2026」を開催。
当日は定員を上回る約100名のマーケティング責任者・経営層の方々にご来場いただき、会場は熱気に包まれました。単なるコスト削減ではなく、企業の競争力を高めるための「攻めの内製化」への関心の高さが伺えるイベントとなりました。
開催概要
日時: 2026年3月13日(金) 16:00〜19:30
会場: TRUNK(HOTEL)CAT STREET(渋谷)
来場者数: 約100名(満員御礼)
主催: 株式会社メンバーズフォーアドカンパニー
「広告内製化は、企業が勝つための最強の経営戦略である」

著者であるメンバーズフォーアドカンパニー社長の田中秀和より、本書に込めた想いと「戦略的内製化」のロードマップについてお話ししました。 「広告を再定義し、自社にノウハウを蓄積することこそが、DX推進の鍵となる」 というメッセージに、多くの来場者が深く頷いている姿が印象的でした。
――株式会社メンバーズフォーアドカンパニー 社長 田中 秀和
イベントの冒頭、主催者を代表して登壇した田中は、2026年2月に上梓した新著『デジタル広告の内製化戦略』の内容を紐解きながら、なぜ今、多くの企業が内製化に注目しているのか、その本質を語りました。
広告代理店任せは「経営リスク」になる時代
田中は、2023年の経済産業省のデータを引用し、「88%の企業がマーケティングを外部に投げている」という現状に警鐘を鳴らしました 。デジタル化により、マーケティングの定義が「企業からの発信」から「ユーザーとの協創」へと変化する中で、顧客に最も近い企業自身が主導権を握れないことは、 単なる現場の課題ではなく「事業成長のボトルネックであり、経営リスクである」 と断言 。
特に、社内にノウハウがないために「正しく意思決定ができず、事業のスピードに広告がついていかない」という致命的な課題を、多くの企業が抱えている現状を指摘しました 。
テクノロジーが「構造的な歪み」を顕在化させた

昨今の新聞やニュースに代表されるAI活用の潮流についても言及 。GoogleやMetaなどのプラットフォーム側でAIによる自動化が進み、「誰が運用しても一定以上の成果が出る時代」になったことで、従来の代理店ごとの運用ノウハウの差は消失しつつあります 。
それにもかかわらず、広告費の20%を支払う手数料モデルが変わらない現状を、田中は 「構造的な歪み」と表現 しました 。AIによって代理店の作業負担が減っているにもかかわらず、手数料は膨らみ続ける。この効率化の恩恵がユーザーや企業ではなく、代理店の利益として吸収されている現状こそが、内製化へのシフトを加速させている大きな要因です 。
内製化がもたらす「3つの変革」
内製化によって得られるメリットは、単なるコスト削減に留まりません。田中は、実際の支援事例をもとに、以下の3点を強調しました。
1.意思決定の高速化: 月1回のレポート報告を待つのではなく、デイリーで改善の手数を増やすことで、着実に成果を積み上げられる 。
2.データの蓄積と透明化: ブラックボックスを排除し、自社で一次データをもとに意思決定できる環境を構築できる 。
3.投資の最適化: 削減した手数料を、さらなる広告費や内製体制の強化へ再投資することで、ROIを抜本的に改善できる 。
「自社のユーザーを最も理解している社員様が運用するからこそ、訴求の精度が高まり、成果に直結するのです」と話す一方で、無理な自前主義によるリソースの硬直化などのリスクについても触れ、内製化の壁(戦略、組織・人材、運用、評価)を乗り越えるための綿密な計画の重要性を説きました 。

目指すのは「持続可能な事業プロセスの変革」

最後に田中は、内製化の本質を 「事業プロセスそのものの変革」と定義 。広告費という投資のポートフォリオを変革し、そこで浮いたコストをプロダクトの品質向上や従業員への育成に還元していく。そんな「広告が変われば社会が良くなる」という、カンパニーミッションに込めた熱い想いでセッションを締めくくりました 。
田中は、 「内製化は単なる企業の利益追求の手段ではない」と断言 します。 現在、多くの企業が抱える「広告費の20%が手数料として外部へ流出し続ける」という構造を変えることは、日本全体の経済循環を健全化させる第一歩であると説きました。
ユーザーへの還元―より良いプロダクトが生まれる循環へ
広告手数料として消えていた莫大な予算を、内製化によって削減し、それをプロダクトの開発費やサービスの品質向上へと再投資する。そうすることで、ユーザーはより良い価値を享受できるようになります。「企業の投資が、正しくユーザーの体験価値へと繋がる構造を作ること。これこそが健全なマーケティングの姿です」
働く人への還元―マーケターを「単純作業」から解放し、「創造」へ
また、田中は現場で働く「個人」の幸せについても言及しました。 AIで自動化できる運用作業に時間を費やすのではなく、内製化によって自社の顧客と向き合い、自ら戦略を立て、意思決定する。この「主導権を取り戻すプロセス」こそが、マーケターとしての誇りとスキルの向上に繋がり、ひいては労働生産性の向上という社会課題の解決にも直結します。
日本経済への還元―事業プロセスの変革が国力を上げる
「我々が定義する内製化とは、単に自前で手を動かすことではありません。『事業プロセス』そのものを変革し、企業が意思決定の主導権を取り戻すことです」

日本企業の88%がマーケティングを外部に委ねている現状を打破し、自ら考え、自ら動く「インハウスファースト」の企業が増えること。それが、変化の激しい時代において社会全体をより良くしていく原動力になると語りました。
「広告が変われば、社会が良くなる。私たちは本気でそう信じています」
この力強い言葉で締めくくられたセッション。会場は、単なるノウハウの習得を超えて、自分たちの仕事が社会を良くしていくという期待感と高揚感に包まれました。

志を共にするリーダーたちの交流
セッション終了後は、来場者同士の交流会を実施。100名のリーダーたちが、業界の枠を超えて内製化の悩みや成功事例を語り合う貴重な機会となりました。「同じ課題を持つ他社の担当者と直接話せて勇気をもらった」という声も多く寄せられました。
本イベントへご来場いただいた皆様には、特典として新著『デジタル広告の内製化戦略』を贈呈いたしました。本サミットを通じて、日本企業のデジタルマーケティングがより自律的で力強いものになるための一助となれば幸いです。
メンバーズフォーアドカンパニーは、これからも内製化を起点としたデジタルマーケティング支援を通じて、企業のDX推進に貢献してまいります。



